【自動車】ハイブリッド(HV)となって帰ってきた、日産の新型スカイライン…先進技術てんこ盛り。
2013年12月23日 00:22
| 自動車ニュース
日産自動車は主力乗用車「スカイライン」を全面改良し、来年2月末に発売する。13代目となる新型はシリーズ初のハイブリッド車(HV)。輸入車の高級セダンに対抗するプレミアムカーを目指し、海外向け高級車ブランド「インフィニティ」のマークを車体前面に採用した。
排気量3500ccのエンジンと電気モーターを組み合わせたHVシステムで、ガソリン1リットル当たりの走行距離は最も燃費がいいモデルで18・4キロ。価格は449万6100〜553万7700円。月間販売目標は200台。
国内の商品企画を担当した寺田美穂・日本商品企画部リージョナルプロダクトマネージャーに開発の経緯や思いなどを聞いた。
−−新型スカイラインのアピールポイントは
「先進技術がこれほどてんこ盛りの車を担当するのは私も初めて。日産が今できることを全部盛り込んだ。ステアリングとタイヤをシャフトでつながずに、電気信号に置き換えて車を操作する機能は乗用車では世界で初めて採用した。シートの位置からナビ画面、安全装置の作動まで好みで設定できるパーソナルアシスタント機能も特徴。96通りのお好みが作れるので、家族で別々にキーを持って設定すれば、ご主人が乗るときはご主人仕様、奥様が乗るときは奥様仕様に自動で切り替わる。ドライバーが車に乗せられるのではなく車がお客さまに寄りそうドライビングプレジャーを提供できる」
−−充実した安全装備も売りだ
「全方向をセーフティーシールドで包んだ。実際乗ってもらうとものすごく安心で、ストレスや不安から解放される。特に目の前を大型トラックが走っていて車線の見通しがきかないようなとき、2台先の車をミリ波レーダーで検知して急ブレーキに対応する世界初の衝突回避機能はぜひアピールしたい」
−−ターゲット層は
「年齢でいうと40代前半の男性。共働きの奥さんがいて、娘が1人。外資系企業で管理職をしており、非常にタフな環境の第一戦で活躍している人。都心のタワーマンションに住んでいる。まあ、私の友達にはあまりいないタイプだが…。重きを置いているのはむしろ価値観だ。良くも悪くも自信家で、自分に厳しい人。車を選ぶ際にも見えやブランドは気にせず、自分で『車はこうあるべきだ』と思ったものを追求する、厳しい審美眼を持っている」
−−プレミアムセダン市場の現状は
「日産では『Lクラスセダン』と呼んでいるが、独ベンツ、独BMW、独アウディなど伝統的ブランドが革新的な技術をどんどん投入してブランド力を強めているセグメントだ。国内では輸入車が安定的に売れているほか、ここ数年はHVの構成比が上がり、盛り返しを見せている。スカイラインはそのなかでも、走りと洗練さを極め、最も先端のポジションに到達したと自負している」
−−セダン市場が再活性化している?
「これまでミニバンに乗っていたお客さまが、子供が成長して車を買い替えようとしたとき、乗ったことがないセダンの形に新鮮味を感じてくれているのだと思う。とはいえ、セダンは一番作るのが難しい車種だ。ミニバンだったら居住性の高さは自然と実現できるし、空間が大きいからさまざまな技術も盛り込める。セダンの形でよく走り、居住性や乗り心地を確保して、運転しても助手席に居ても楽しい車を実現するのはハードルが高い」
−−どうやって克服したのか
「スカイラインはこれまで、『ウナギ屋のタレ』のようにセダンとしての基本性能をずっと進化させてきた。今回、そのタレを捨てて新しくタレを作った。セダン市場をもう一度活性化させるためには、いままでの続きで車を作っていてはだめだと考えたからだ。ゼロからセダンはどうあるべきかを問い、骨格から見直した。走行環境合わせて作り直す必要がないように、実験車はアラスカやアリゾナ砂漠など通常は走らない場所も含めて世界各地を120万キロも走った。今はコンピューターでシミュレーションもできるが、現実に走ることで基本性能を高いレベルに持っていけたのだと思う」
−−なぜ日産マークではなくインフィニティマークを付けたのか
「タレを捨ててゼロから新しいプレミアムカーを作ったとき、どの『バッヂ』を付けるのが一番似合うのかと議論をした結果だ。企業にとって、モデルにとって、バッヂは大事なものだが、販売の現場やお客さまは実はあまり気にしていないことも調べて分かった」
−−どこの車か分からないと言われるかもしれない
「それが狙いでもある。バッヂを外して乗ったり、別のものを付けて乗っている人もいる。お客さまにお任せすればいい。日本国内ではインフィニティのバッヂはまだ認知度が低いので、『なんだあの車は!』と思ってもらえる効果もあると思う」
−−昔ながらのスカイラインが好きな人には抵抗があるのでは
「スカイラインはスカイラインだ。ただ、今回は進化じゃなくて生まれ変わった。そこはご理解いただきたい」
−−スカイラインの名称を思い切って変えようという考えは
「そういう意見もあった。スカイラインを捨てて新しいモデルにしたらどうだろうと。けれど、日本にはやはりスカイラインの熱烈なファンがいる。56年間愛し続けてくれる方もいる。そういう方々に、『もうスカイラインはないんです』とはいえない。だからスカイラインは、会社がなくならない限りスカイラインであり続けなければならない」
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131221/biz13122112000006-n1.htm
新型になり、技術レベルが上がった事による色々な装備やデザイン、興味はあるが、記事中に記されている購入者層には疑問を感じてしまう。
随分と購入層を限定的にしているし、こんなんで数が出ると真面目に考えているのかと考えてしまう。
プラットフォーム的にはZともかぶってしまうような感じもするし、日産と言う企業が何をしたいのかよく分らない。
相変わらず高級車なのかスポーツタイプなのかわからず、スカイラインを愛する人達にも受け入れてもらえるかどうか疑問だ。
この新型スカイラインのフォルムを見る限り私はR32の方が好みであり乗りたいと思ってしまう。
月間販売目標は200台だそうだが、頑張ってとしか言いようがない。
排気量3500ccのエンジンと電気モーターを組み合わせたHVシステムで、ガソリン1リットル当たりの走行距離は最も燃費がいいモデルで18・4キロ。価格は449万6100〜553万7700円。月間販売目標は200台。
国内の商品企画を担当した寺田美穂・日本商品企画部リージョナルプロダクトマネージャーに開発の経緯や思いなどを聞いた。
−−新型スカイラインのアピールポイントは
「先進技術がこれほどてんこ盛りの車を担当するのは私も初めて。日産が今できることを全部盛り込んだ。ステアリングとタイヤをシャフトでつながずに、電気信号に置き換えて車を操作する機能は乗用車では世界で初めて採用した。シートの位置からナビ画面、安全装置の作動まで好みで設定できるパーソナルアシスタント機能も特徴。96通りのお好みが作れるので、家族で別々にキーを持って設定すれば、ご主人が乗るときはご主人仕様、奥様が乗るときは奥様仕様に自動で切り替わる。ドライバーが車に乗せられるのではなく車がお客さまに寄りそうドライビングプレジャーを提供できる」
−−充実した安全装備も売りだ
「全方向をセーフティーシールドで包んだ。実際乗ってもらうとものすごく安心で、ストレスや不安から解放される。特に目の前を大型トラックが走っていて車線の見通しがきかないようなとき、2台先の車をミリ波レーダーで検知して急ブレーキに対応する世界初の衝突回避機能はぜひアピールしたい」
−−ターゲット層は
「年齢でいうと40代前半の男性。共働きの奥さんがいて、娘が1人。外資系企業で管理職をしており、非常にタフな環境の第一戦で活躍している人。都心のタワーマンションに住んでいる。まあ、私の友達にはあまりいないタイプだが…。重きを置いているのはむしろ価値観だ。良くも悪くも自信家で、自分に厳しい人。車を選ぶ際にも見えやブランドは気にせず、自分で『車はこうあるべきだ』と思ったものを追求する、厳しい審美眼を持っている」
−−プレミアムセダン市場の現状は
「日産では『Lクラスセダン』と呼んでいるが、独ベンツ、独BMW、独アウディなど伝統的ブランドが革新的な技術をどんどん投入してブランド力を強めているセグメントだ。国内では輸入車が安定的に売れているほか、ここ数年はHVの構成比が上がり、盛り返しを見せている。スカイラインはそのなかでも、走りと洗練さを極め、最も先端のポジションに到達したと自負している」
−−セダン市場が再活性化している?
「これまでミニバンに乗っていたお客さまが、子供が成長して車を買い替えようとしたとき、乗ったことがないセダンの形に新鮮味を感じてくれているのだと思う。とはいえ、セダンは一番作るのが難しい車種だ。ミニバンだったら居住性の高さは自然と実現できるし、空間が大きいからさまざまな技術も盛り込める。セダンの形でよく走り、居住性や乗り心地を確保して、運転しても助手席に居ても楽しい車を実現するのはハードルが高い」
−−どうやって克服したのか
「スカイラインはこれまで、『ウナギ屋のタレ』のようにセダンとしての基本性能をずっと進化させてきた。今回、そのタレを捨てて新しくタレを作った。セダン市場をもう一度活性化させるためには、いままでの続きで車を作っていてはだめだと考えたからだ。ゼロからセダンはどうあるべきかを問い、骨格から見直した。走行環境合わせて作り直す必要がないように、実験車はアラスカやアリゾナ砂漠など通常は走らない場所も含めて世界各地を120万キロも走った。今はコンピューターでシミュレーションもできるが、現実に走ることで基本性能を高いレベルに持っていけたのだと思う」
−−なぜ日産マークではなくインフィニティマークを付けたのか
「タレを捨ててゼロから新しいプレミアムカーを作ったとき、どの『バッヂ』を付けるのが一番似合うのかと議論をした結果だ。企業にとって、モデルにとって、バッヂは大事なものだが、販売の現場やお客さまは実はあまり気にしていないことも調べて分かった」
−−どこの車か分からないと言われるかもしれない
「それが狙いでもある。バッヂを外して乗ったり、別のものを付けて乗っている人もいる。お客さまにお任せすればいい。日本国内ではインフィニティのバッヂはまだ認知度が低いので、『なんだあの車は!』と思ってもらえる効果もあると思う」
−−昔ながらのスカイラインが好きな人には抵抗があるのでは
「スカイラインはスカイラインだ。ただ、今回は進化じゃなくて生まれ変わった。そこはご理解いただきたい」
−−スカイラインの名称を思い切って変えようという考えは
「そういう意見もあった。スカイラインを捨てて新しいモデルにしたらどうだろうと。けれど、日本にはやはりスカイラインの熱烈なファンがいる。56年間愛し続けてくれる方もいる。そういう方々に、『もうスカイラインはないんです』とはいえない。だからスカイラインは、会社がなくならない限りスカイラインであり続けなければならない」
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131221/biz13122112000006-n1.htm
新型になり、技術レベルが上がった事による色々な装備やデザイン、興味はあるが、記事中に記されている購入者層には疑問を感じてしまう。
随分と購入層を限定的にしているし、こんなんで数が出ると真面目に考えているのかと考えてしまう。
プラットフォーム的にはZともかぶってしまうような感じもするし、日産と言う企業が何をしたいのかよく分らない。
相変わらず高級車なのかスポーツタイプなのかわからず、スカイラインを愛する人達にも受け入れてもらえるかどうか疑問だ。
この新型スカイラインのフォルムを見る限り私はR32の方が好みであり乗りたいと思ってしまう。
月間販売目標は200台だそうだが、頑張ってとしか言いようがない。
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