【食品】「365日、丸々働いても利益ない」--豆腐店、続々廃業
2013年11月03日 08:29
| 食品ニュース
豆腐業者が倒産や廃業に追い込まれるケースが増えている。
大豆価格の高騰に加え、スーパーから値下げを求められるなどして経営が悪化し、豆腐業者はこの10年間に全国で約5000軒が廃業。今年8月に破産申請をした都内の業者は「365日丸々働いても利益が出なかった」と苦しい日々を打ち明けた。
1957年創業の豆腐業者「仙台屋本店」(東京都三鷹市、8月に自己破産申請)の及川英一さん(37)は、大学を卒業した3年後から、祖父が開業した同店で父親とともに働いてきた。
従業員は最大20人で1日2000丁を製造してスーパーに卸すほか、10年前には杉並区のJR阿佐ヶ谷駅近くなどに三つの直売店を開設。豆腐を加工した食材なども手がけ、好調な時は年4億円を売り上げた。
だが、5年前から輸入大豆の価格が高騰。豆腐の一部を別の業者から安く仕入れて費用を下げるなどしたが、3年前には3店舗とも閉鎖。デフレの影響でスーパーからも値下げの要請を受けたが、経営が苦しいため、むしろ値上げしてほしいと相談すると、取引が打ち切られた。
スーパーの中には協賛金の名目で売り上げの7%の「上納」を求めたり、売れ残った分は買い上げてくれずに丸ごと負担させたりするところもあった。
今年になって、外国産大豆はさらに値上がりし、1〜9月末の平均価格は1キロ当たり84・2円で、この10年で最高値となった。国産大豆もそれに合わせて値上がりし、経営を圧迫した。
給与の支払いも遅れ、6月になると従業員も5人にまで減った。及川さんは「365日丸々働いてももう利益が出ない。事業継続は厳しい」と伝えると、残った5人からは「我々も休みをつぶして働くから、何とかならないか」と懇願された。だが、事業が好転する可能性はなく、8月に自己破産を申請した。
及川さんは、「豆腐の安売りが激しくなっており、どこも経営が苦しい。適正な価格でスーパーに卸すなど販売価格を見直さないと、豆腐屋はいずれなくなってしまう」と吐露した。
◇
厚生労働省の集計では、全国の豆腐業者は12年度は9059軒となり、03年度(1万4016軒)より4957軒減った。
全国豆腐連合会(東京)は、来年4月からの消費増税分を価格に転嫁できるよう流通業界に理解を求めている。同会は「年間500軒のペースで業者が廃業している。食の安全、安心を守るためにぎりぎりの経営を続けていることを知ってもらいたい」と話している。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131102-OYT1T00227.htm
個人商店が全て廃業して、イオンみたいな大手商社の怪しい商品しか買えなくなると想像すると恐ろしい。
「価格競争で勝てなければ全て潰れろ」って理屈はおかしい。
実家の近所にも個人経営の豆腐店があるけど、国産大豆100%などのこだわりで差別化を図っているようだが、ここも時間の問題のような感じだ。
一度でも豆腐を購入してくれた人には豆乳をタダであげたりとか、お客を繋ぎとめるのに必死な姿は分るが、確実にこの豆腐屋に出入りするお客が減ってきている。
スーパーにも納入しているけど、値段が高い為、あまり売れてないようだし、経営状態はかなり厳しそうだ。
一度話をしたことがあるが、ちゃんとした豆腐を頑張って作っているようだし頑張ってもらいたい。
豆腐や主人との話の中で驚いた内容があるのでウル覚えだが記しておく。
とあるライバル豆腐店主人の意見だそうだ。
あまり大きい声では言えないけど、馬鹿正直にまともな豆腐を作って売ろうとするから潰れる。
ウチの豆腐にはほとんど大豆は入っていない。
実は白く見えるのも豆乳の色ではなく非イオン系漂白剤で、実際には寒天のような半透明の色をしている。
でも食べれば豆腐の味はする。
香料も入っているからね。
大豆の含有量は豆腐一丁あたり5粒程度の換算になる。
豆腐はもともと明確な味が無いだけに食感だけ真似ればどうにかなる。
この方法だとスーパーの言い値で下しても一丁当り68円程度の粗利が出る。
実家の近くの豆腐屋さんはこの意見は間違いだと主張し大豆100%の豆腐を今も作り続けている。
そして最後にこうも言っていた。
確かにこの10年で同業者は減ったね。
10年前くらいには美味しい豆腐が食べられたけれど、今のはもう豆腐ではなく化学薬品の合成物。
我々生産業者を責めるのもいいがこんな状況を作ったのは豆腐の味もろくにわからない消費者の方。
何とも言えない世の中になったものだなと思う。
あまり安いものばかりを追求するのも良くないと言う事がよく分る事案の一つではなかろうか。
大豆価格の高騰に加え、スーパーから値下げを求められるなどして経営が悪化し、豆腐業者はこの10年間に全国で約5000軒が廃業。今年8月に破産申請をした都内の業者は「365日丸々働いても利益が出なかった」と苦しい日々を打ち明けた。
1957年創業の豆腐業者「仙台屋本店」(東京都三鷹市、8月に自己破産申請)の及川英一さん(37)は、大学を卒業した3年後から、祖父が開業した同店で父親とともに働いてきた。
従業員は最大20人で1日2000丁を製造してスーパーに卸すほか、10年前には杉並区のJR阿佐ヶ谷駅近くなどに三つの直売店を開設。豆腐を加工した食材なども手がけ、好調な時は年4億円を売り上げた。
だが、5年前から輸入大豆の価格が高騰。豆腐の一部を別の業者から安く仕入れて費用を下げるなどしたが、3年前には3店舗とも閉鎖。デフレの影響でスーパーからも値下げの要請を受けたが、経営が苦しいため、むしろ値上げしてほしいと相談すると、取引が打ち切られた。
スーパーの中には協賛金の名目で売り上げの7%の「上納」を求めたり、売れ残った分は買い上げてくれずに丸ごと負担させたりするところもあった。
今年になって、外国産大豆はさらに値上がりし、1〜9月末の平均価格は1キロ当たり84・2円で、この10年で最高値となった。国産大豆もそれに合わせて値上がりし、経営を圧迫した。
給与の支払いも遅れ、6月になると従業員も5人にまで減った。及川さんは「365日丸々働いてももう利益が出ない。事業継続は厳しい」と伝えると、残った5人からは「我々も休みをつぶして働くから、何とかならないか」と懇願された。だが、事業が好転する可能性はなく、8月に自己破産を申請した。
及川さんは、「豆腐の安売りが激しくなっており、どこも経営が苦しい。適正な価格でスーパーに卸すなど販売価格を見直さないと、豆腐屋はいずれなくなってしまう」と吐露した。
◇
厚生労働省の集計では、全国の豆腐業者は12年度は9059軒となり、03年度(1万4016軒)より4957軒減った。
全国豆腐連合会(東京)は、来年4月からの消費増税分を価格に転嫁できるよう流通業界に理解を求めている。同会は「年間500軒のペースで業者が廃業している。食の安全、安心を守るためにぎりぎりの経営を続けていることを知ってもらいたい」と話している。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131102-OYT1T00227.htm
個人商店が全て廃業して、イオンみたいな大手商社の怪しい商品しか買えなくなると想像すると恐ろしい。
「価格競争で勝てなければ全て潰れろ」って理屈はおかしい。
実家の近所にも個人経営の豆腐店があるけど、国産大豆100%などのこだわりで差別化を図っているようだが、ここも時間の問題のような感じだ。
一度でも豆腐を購入してくれた人には豆乳をタダであげたりとか、お客を繋ぎとめるのに必死な姿は分るが、確実にこの豆腐屋に出入りするお客が減ってきている。
スーパーにも納入しているけど、値段が高い為、あまり売れてないようだし、経営状態はかなり厳しそうだ。
一度話をしたことがあるが、ちゃんとした豆腐を頑張って作っているようだし頑張ってもらいたい。
豆腐や主人との話の中で驚いた内容があるのでウル覚えだが記しておく。
とあるライバル豆腐店主人の意見だそうだ。
あまり大きい声では言えないけど、馬鹿正直にまともな豆腐を作って売ろうとするから潰れる。
ウチの豆腐にはほとんど大豆は入っていない。
実は白く見えるのも豆乳の色ではなく非イオン系漂白剤で、実際には寒天のような半透明の色をしている。
でも食べれば豆腐の味はする。
香料も入っているからね。
大豆の含有量は豆腐一丁あたり5粒程度の換算になる。
豆腐はもともと明確な味が無いだけに食感だけ真似ればどうにかなる。
この方法だとスーパーの言い値で下しても一丁当り68円程度の粗利が出る。
実家の近くの豆腐屋さんはこの意見は間違いだと主張し大豆100%の豆腐を今も作り続けている。
そして最後にこうも言っていた。
確かにこの10年で同業者は減ったね。
10年前くらいには美味しい豆腐が食べられたけれど、今のはもう豆腐ではなく化学薬品の合成物。
我々生産業者を責めるのもいいがこんな状況を作ったのは豆腐の味もろくにわからない消費者の方。
何とも言えない世の中になったものだなと思う。
あまり安いものばかりを追求するのも良くないと言う事がよく分る事案の一つではなかろうか。
スライヴ (THRIVE Japanese)
http://www.youtube.com/watch?v=v5w-zOXAzws
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長編ですが絶対見るべきです!
動画の0:43分以降の「富の流れをたどって」のパートから見た方が良いです。
増税、大量解雇、年金減額、失業増加はアベノミクスと安倍信者のせい!!
新自由主義に踊らされるな!
お久しぶりです。
支那産猛毒米を「国産」と産地偽装して販売したイオンを潰せ!
ホテルのメニュー虚偽表示どころの騒ぎではない!
イオンの方が遥かに悪質で大規模だ!
そんな音を鳴らしながら売り歩いていた豆腐屋さん。
懐かしくもあり、何とかならないものかな・?
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