【飲料】レッドブルなどのカフェイン栄養飲料 若者に心臓疾患リスク
2013年06月26日 16:03
| 飲料、酒ニュース
22万5000人の医師で組織する米国医師会(AMA)が、オーストリアの飲料会社、レッドブルや米国一の売上高を誇る栄養ドリンクメーカー、モンスタービバレッジなどが製造する栄養ドリンクの若者への販売を止めさせることを求めた。
AMAは今月に開いた年次総会で、18歳未満の若者へのカフェイン入り飲料の販売方法の制限を呼び掛ける方針を承認。同飲料と心臓疾患の関連性が研究で指摘され、こういった飲料を飲んだ子供らが救急外来を受診したという報告があるからだ。
AMA役員の内科医、アレキサンダー・ディング氏は「過剰なくらいのカフェインを含有する栄養ドリンクは、若者にさまざまな健康問題を引き起こす可能性がある。販売禁止を求めることは、子供の健康を守るうえで常識的な行動だ」と説明した。
健康上のリスクの可能性が指摘されているにもかかわらず、カフェイン入り栄養ドリンクは若者を中心に人気を集めている。AMAは、児童や若者へのマイナスの医学的影響が科学的にはっきりとするまで若者への一時的な販売禁止を求めた。
米食品医薬品局(FDA)は死亡や入院との関連性が取り沙汰されて以降、栄養ドリンクの過剰摂取や若者の飲用がもたらす影響や心臓の既往症がある人が摂取した場合の影響を詳しく調べている。米連邦議員は、同飲料の成分や健康への影響を明確にするよう求めた。
米飲料業協会の広報担当者は「AMAには失望した。栄養ドリンク会社大手は、同飲料が子供向けでないことを掲載するだけでなく、総カフェイン含有量も製品に自主的に表示している」と反論した。
AMAが決議を行った約150の方針には以下の内容も含まれる。
肥満に関しては、現行の「症状」ではなく「疾患」扱いにすべきだと正式に発表。3人に1人が肥満だという米国では、医師や保険会社、政府が影響を受けるだろう。
座位姿勢が有する健康上のリスクに関しては、豪州人22万2000人を対象に実施された2006年の研究が引用された。同研究では、死亡の6.9%は1日4時間以上座っていることが原因だったとされている。
AMAは、このようなリスクについて患者への注意喚起を推奨することにした。
ヒトの遺伝子情報に基づく差別に関しては、現行法では身体障害保険や生命保険、長期介護保険による差別を十分に禁止することができていないため、既存の保護体制の強化を議員に要請することにした。
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130626/cpd1306260500000-n1.htm
若者に人気がある「エナジードリンク」と呼ばれる栄養ドリンクを飲んだ後に死亡した例が米食品医薬品局に5件報告されている。
そもそもエナジードリンクって何?
肉体疲労時の栄養補給などを目的で販売されている飲料である。ドリンク剤とも呼ばれる。
この飲料は、ビタミン類・アミノ酸・滋養強壮に効果のある生薬・漢方薬由来成分のエキスなど、疲労回復や健康維持に効果が期待できるとされる成分を含み、含有成分によって以下のように分けられる。
1.医薬品
2.医薬部外品
3.清涼飲料水
なぜ死亡事故が起きてしまうの?
「カフェイン」これは、医薬品に該当し、薬事法では劇薬(使用量をあやまると生命にかかわる薬物)として指定されている。
主な飲み物に含まれるカフェインの量
コーヒー1杯 : 約80mg
お茶1杯 : 約50mg(※玉露は100mg以上)
コーラ1缶 : 約40mg
栄養ドリンク1本 : 約60mg
レッドブル1本 : 約80mg
モンスターエナジー1本: 約140mg
カフェインの致死量とは?
1時間以内に 6.5 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は約半数が、3時間以内に 17 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は 100 % の確率で急性症状を発症する。
200 mg/kg 以上摂取した場合は最悪、死に至る可能性がある。
とにかく、死亡事故にはこのカフェインの関連が疑われているようだ。
あまり飲まない方が良さそうだ。
AMAは今月に開いた年次総会で、18歳未満の若者へのカフェイン入り飲料の販売方法の制限を呼び掛ける方針を承認。同飲料と心臓疾患の関連性が研究で指摘され、こういった飲料を飲んだ子供らが救急外来を受診したという報告があるからだ。
AMA役員の内科医、アレキサンダー・ディング氏は「過剰なくらいのカフェインを含有する栄養ドリンクは、若者にさまざまな健康問題を引き起こす可能性がある。販売禁止を求めることは、子供の健康を守るうえで常識的な行動だ」と説明した。
健康上のリスクの可能性が指摘されているにもかかわらず、カフェイン入り栄養ドリンクは若者を中心に人気を集めている。AMAは、児童や若者へのマイナスの医学的影響が科学的にはっきりとするまで若者への一時的な販売禁止を求めた。
米食品医薬品局(FDA)は死亡や入院との関連性が取り沙汰されて以降、栄養ドリンクの過剰摂取や若者の飲用がもたらす影響や心臓の既往症がある人が摂取した場合の影響を詳しく調べている。米連邦議員は、同飲料の成分や健康への影響を明確にするよう求めた。
米飲料業協会の広報担当者は「AMAには失望した。栄養ドリンク会社大手は、同飲料が子供向けでないことを掲載するだけでなく、総カフェイン含有量も製品に自主的に表示している」と反論した。
AMAが決議を行った約150の方針には以下の内容も含まれる。
肥満に関しては、現行の「症状」ではなく「疾患」扱いにすべきだと正式に発表。3人に1人が肥満だという米国では、医師や保険会社、政府が影響を受けるだろう。
座位姿勢が有する健康上のリスクに関しては、豪州人22万2000人を対象に実施された2006年の研究が引用された。同研究では、死亡の6.9%は1日4時間以上座っていることが原因だったとされている。
AMAは、このようなリスクについて患者への注意喚起を推奨することにした。
ヒトの遺伝子情報に基づく差別に関しては、現行法では身体障害保険や生命保険、長期介護保険による差別を十分に禁止することができていないため、既存の保護体制の強化を議員に要請することにした。
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130626/cpd1306260500000-n1.htm
若者に人気がある「エナジードリンク」と呼ばれる栄養ドリンクを飲んだ後に死亡した例が米食品医薬品局に5件報告されている。
そもそもエナジードリンクって何?
肉体疲労時の栄養補給などを目的で販売されている飲料である。ドリンク剤とも呼ばれる。
この飲料は、ビタミン類・アミノ酸・滋養強壮に効果のある生薬・漢方薬由来成分のエキスなど、疲労回復や健康維持に効果が期待できるとされる成分を含み、含有成分によって以下のように分けられる。
1.医薬品
2.医薬部外品
3.清涼飲料水
なぜ死亡事故が起きてしまうの?
「カフェイン」これは、医薬品に該当し、薬事法では劇薬(使用量をあやまると生命にかかわる薬物)として指定されている。
主な飲み物に含まれるカフェインの量
コーヒー1杯 : 約80mg
お茶1杯 : 約50mg(※玉露は100mg以上)
コーラ1缶 : 約40mg
栄養ドリンク1本 : 約60mg
レッドブル1本 : 約80mg
モンスターエナジー1本: 約140mg
カフェインの致死量とは?
1時間以内に 6.5 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は約半数が、3時間以内に 17 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は 100 % の確率で急性症状を発症する。
200 mg/kg 以上摂取した場合は最悪、死に至る可能性がある。
とにかく、死亡事故にはこのカフェインの関連が疑われているようだ。
あまり飲まない方が良さそうだ。
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