【航空】787事故、バッテリーが原因か--国交省調査、ケースが黒変
2013年01月17日 04:51
| 鉄道、航空ニュース
機内で煙が発生し、高松空港に緊急着陸した山口宇部発羽田行き全日空692便ボーイング787は、操縦室の下にある電気・電子機器室でメーンバッテリーのケースが黒く変色し、電解液が漏れていたことが16日、全日空の点検で分かった。
国土交通省は、米国ボストン国際空港で起きた日航の787の出火トラブルと同様、バッテリーが原因だったとの見方を強め、航空機専門の職員3人を高松に派遣し、本格調査を始めた。
ボストンのトラブルを調査している米航空当局は、今回の事故との関連性に着目、ボーイング社も「原因究明に全力で取り組む」との声明を発表した。787をめぐり、日米両国が徹底解明に乗り出す事態に発展した。
運輸安全委員会の航空事故調査官5人は16日夜、高松空港に到着。空港関係者らと協議し、国交省とも調整しながら、調査の進め方を決める。
国交省によると、離陸約15分後、メーンのバッテリーを搭載した機体前方の電気・電子機器室での発煙を感知し、操縦室の計器に表示。その後、電圧低下などバッテリーの異常を知らせる表示も相次ぎ、機長が緊急着陸を決めた。
このバッテリーは、ボストンで出火した日航機の補助動力装置(APU)用バッテリーと同じ製品で、国交省の担当者は「共通の問題がある可能性は否定できない」としている。
全日空と日航は当面、787の運航を中止する方針。国交省は「両社と相談し、どういう条件で再開させるか判断する」としている。
ソースは
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201301160183.html
従来の飛行機と違ってボーイング787は電気に依存している部分が多いと聞く。
従来、油圧なんかで動かしていた部分も電気で駆動するようにしたので、電気の使用量も多くなり、その分電気系統が従来機よりかなり複雑に出来ているらしい。
そんな中で今回の問題が起こった。
バッテリーが原因として挙げられているが本当にそうなのだろうか?
バッテリーの設計は数多くの検証でどの問題もかなり対策されている。
ほとんどの発火事故はバッテリーそのものの問題ではなくバッテリーの充電器と運用方法に問題があり、ほとんどのメーカーはバッテリー製造メーカーが出した仕様を守っていないと言う事が挙げられる。
厳しすぎる条件をバッテリー製造メーカーが提示するから守るわけがないと言われればそれまでだが・・・。
通常、バッテリーを充電するのには8時間ぐらいかける必要があるのに、携帯電話やスマートフォンなどで貴方がバッテリーの充電にどのぐらいかけているか理解すればわかるはず。
バッテリーが熱を持っていても正常だと思う時点でもう危険の一歩手前だと認識していない人が多い。
リチウムイオン電池は爆発する恐れがあると言うことを覚えておいた方が良い。
このボーイング787の事例で考えて見ても、たぶん氷点下での充電を数十回もやれば、内部でリチウム結晶が成長し普通に内部ショートをおこし充電状態ならそのエネルギーが一気に放電すればどんなことになるかは設計サイドでは予想が出来たはずである。
結論から言えば、リチウムイオン電池は基本的に0℃未満では充電してはいけない電池であり、飛行機のような過酷な条件下での運用を必要とされる分野ではあまり使用しない方が良い。
大事故が起こってからでは取り返しがつかない。
それにしても、異常を示すランプが正常に作動しているだけでも救いだ。
電気系統のトラブルなら、異常が出てもそのランプ自体が点灯しないなんて事にもなりかねない。
人命の無事が何よりである。
国土交通省は、米国ボストン国際空港で起きた日航の787の出火トラブルと同様、バッテリーが原因だったとの見方を強め、航空機専門の職員3人を高松に派遣し、本格調査を始めた。
ボストンのトラブルを調査している米航空当局は、今回の事故との関連性に着目、ボーイング社も「原因究明に全力で取り組む」との声明を発表した。787をめぐり、日米両国が徹底解明に乗り出す事態に発展した。
運輸安全委員会の航空事故調査官5人は16日夜、高松空港に到着。空港関係者らと協議し、国交省とも調整しながら、調査の進め方を決める。
国交省によると、離陸約15分後、メーンのバッテリーを搭載した機体前方の電気・電子機器室での発煙を感知し、操縦室の計器に表示。その後、電圧低下などバッテリーの異常を知らせる表示も相次ぎ、機長が緊急着陸を決めた。
このバッテリーは、ボストンで出火した日航機の補助動力装置(APU)用バッテリーと同じ製品で、国交省の担当者は「共通の問題がある可能性は否定できない」としている。
全日空と日航は当面、787の運航を中止する方針。国交省は「両社と相談し、どういう条件で再開させるか判断する」としている。
ソースは
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201301160183.html
従来の飛行機と違ってボーイング787は電気に依存している部分が多いと聞く。
従来、油圧なんかで動かしていた部分も電気で駆動するようにしたので、電気の使用量も多くなり、その分電気系統が従来機よりかなり複雑に出来ているらしい。
そんな中で今回の問題が起こった。
バッテリーが原因として挙げられているが本当にそうなのだろうか?
バッテリーの設計は数多くの検証でどの問題もかなり対策されている。
ほとんどの発火事故はバッテリーそのものの問題ではなくバッテリーの充電器と運用方法に問題があり、ほとんどのメーカーはバッテリー製造メーカーが出した仕様を守っていないと言う事が挙げられる。
厳しすぎる条件をバッテリー製造メーカーが提示するから守るわけがないと言われればそれまでだが・・・。
通常、バッテリーを充電するのには8時間ぐらいかける必要があるのに、携帯電話やスマートフォンなどで貴方がバッテリーの充電にどのぐらいかけているか理解すればわかるはず。
バッテリーが熱を持っていても正常だと思う時点でもう危険の一歩手前だと認識していない人が多い。
リチウムイオン電池は爆発する恐れがあると言うことを覚えておいた方が良い。
このボーイング787の事例で考えて見ても、たぶん氷点下での充電を数十回もやれば、内部でリチウム結晶が成長し普通に内部ショートをおこし充電状態ならそのエネルギーが一気に放電すればどんなことになるかは設計サイドでは予想が出来たはずである。
結論から言えば、リチウムイオン電池は基本的に0℃未満では充電してはいけない電池であり、飛行機のような過酷な条件下での運用を必要とされる分野ではあまり使用しない方が良い。
大事故が起こってからでは取り返しがつかない。
それにしても、異常を示すランプが正常に作動しているだけでも救いだ。
電気系統のトラブルなら、異常が出てもそのランプ自体が点灯しないなんて事にもなりかねない。
人命の無事が何よりである。
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