【電気機器】シャープ、鴻海に海外3工場売却 譲渡550億円で最終調整
2012年12月03日 02:21
| 企業ニュース
シャープが台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と協議していた海外3カ国のテレビ組立工場の売却交渉で、両社が大筋合意したことが30日、分かった。
売却対象はメキシコと中国・南京市、マレーシアの3工場で、譲渡価格は550億円程度の見通し。今年度中に正式な譲渡手続きを行う方針で、シャープは工場の売却益を元に財務状態の改善を急ぐ考えだ。
関係者によると、3工場のうち、早ければ12月中にもメキシコの売却手続きに入る。その後、南京とマレーシアの手続きを順次、進めるという。
北米向けの大型テレビを生産しているメキシコ工場は、すでに一部のラインで鴻海から受託生産を行っている。「鴻海が3工場の中で最も買い取りに意欲的」(シャープ関係者)な拠点だという。
価格については、売却後の構造改革に必要な経費を差し引き500億〜550億円とする方向で最終調整している。約5000〜6000人とされる3工場の従業員も、工場の売却に伴い鴻海に転籍となる見通しだ。
シャープは4カ所ある海外のテレビ工場のうち、ポーランドを除く3カ所を手放す。海外での薄型テレビ事業を大幅に縮小し、今後は鴻海に生産を委託する形を取るとみられる。
シャープと鴻海は今年3月、資本・業務提携の契約を締結。2013年3月を期限に鴻海がシャープ本体に発行済み株式の9.9%(約670億円)を出資する契約だが、シャープの株価下落で交渉は難航している。
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121201/bsb1212010742000-n1.htm
液晶テレビは最早、部品を組み合わせれば誰でも作れるプラモデルのようなもの。
修理も部品を取り替えるだけで、ブラウン管より構造が単純だし、買い換えたほうが安いくらいの代物になっている。
しかもちゃんとしたメーカーなら10年は普通に持つからおいそれと買換え需要が起きない。
日本国に置いては地デジ切り替えで強制的に買い換え需要を産んだが、今後は期待することなど出来ない。
善く善く考えてみれば、TV事業を主力に置いたシャープ・ソニー・パナソニックが大赤字で、はやばやと見切りをつけて重電に主力を置いた日立・東芝の経営状態が黒字に転換出来たという皮肉な結果も出ている。
液晶テレビの販売台数で見てみると、日本国内でこそ日本メーカーの製品がまだ売れているが、海外で見てみると、サムスンとLGの製品が殆どになっているのが現実だ。
世界では低所得化が進んだ日本国よりも未だに低収入の人達がずっと多いから、日本国メーカー製造の付加価値が有り、高機能で高価なテレビなど売れない。
サムスンやLGのように安価で見られれば良いと言うレベルの製品がよく売れる。
テレビ事業で勝負して行くのは最早難しく、コアな技術だけを残して他は売りさばくのが経営という面だけ見れば賢明なのかもしれない。
今回のシャープによるホンハイへの工場売却に関してよく見てみると、工場の持っている技術も譲渡するってことになりそうだ。
働いている人達も丸ごと譲渡して、契約内容を見る限りでは煮て殺そうと焼いて殺そうと御自由にどうぞという内容になっている。
事実上、生産技術は丸ごと譲渡することになりこれはやり過ぎ、技術の流出は今後のシャープの為にならないと思ったが、よく調べてみると、今回の売却はコアな技術が詰まる液晶パネルを製造する工場では無く、色んな部品を集結させて最終的な製品を組み立てる組み立て工場だと言う事。
人と建物と設備、ちょっとした生産技術だけで、コアな技術は入ってない。
賢明な経営判断だと言えるだろうな。
しかし、これらの売却される工場に勤めている人達はショックを隠せないだろう。
正式にホンハイ所属となった時どれほど待遇が変わるか想像が付かない。
シャープ所属の時よりも待遇が改善されるとは思わないが、現状維持となる事を願う。
シャープはこの売却で得た利益で既存の体質を改善し、立ち直る事を期待する。
経営が立ち直った際にはこれらの工場を再び買い戻すくらいの意気込みでこれから頑張って頂きたい。
そうでなくては、ここで手放さられる人達に申し訳が付かない。
売却対象はメキシコと中国・南京市、マレーシアの3工場で、譲渡価格は550億円程度の見通し。今年度中に正式な譲渡手続きを行う方針で、シャープは工場の売却益を元に財務状態の改善を急ぐ考えだ。
関係者によると、3工場のうち、早ければ12月中にもメキシコの売却手続きに入る。その後、南京とマレーシアの手続きを順次、進めるという。
北米向けの大型テレビを生産しているメキシコ工場は、すでに一部のラインで鴻海から受託生産を行っている。「鴻海が3工場の中で最も買い取りに意欲的」(シャープ関係者)な拠点だという。
価格については、売却後の構造改革に必要な経費を差し引き500億〜550億円とする方向で最終調整している。約5000〜6000人とされる3工場の従業員も、工場の売却に伴い鴻海に転籍となる見通しだ。
シャープは4カ所ある海外のテレビ工場のうち、ポーランドを除く3カ所を手放す。海外での薄型テレビ事業を大幅に縮小し、今後は鴻海に生産を委託する形を取るとみられる。
シャープと鴻海は今年3月、資本・業務提携の契約を締結。2013年3月を期限に鴻海がシャープ本体に発行済み株式の9.9%(約670億円)を出資する契約だが、シャープの株価下落で交渉は難航している。
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121201/bsb1212010742000-n1.htm
液晶テレビは最早、部品を組み合わせれば誰でも作れるプラモデルのようなもの。
修理も部品を取り替えるだけで、ブラウン管より構造が単純だし、買い換えたほうが安いくらいの代物になっている。
しかもちゃんとしたメーカーなら10年は普通に持つからおいそれと買換え需要が起きない。
日本国に置いては地デジ切り替えで強制的に買い換え需要を産んだが、今後は期待することなど出来ない。
善く善く考えてみれば、TV事業を主力に置いたシャープ・ソニー・パナソニックが大赤字で、はやばやと見切りをつけて重電に主力を置いた日立・東芝の経営状態が黒字に転換出来たという皮肉な結果も出ている。
液晶テレビの販売台数で見てみると、日本国内でこそ日本メーカーの製品がまだ売れているが、海外で見てみると、サムスンとLGの製品が殆どになっているのが現実だ。
世界では低所得化が進んだ日本国よりも未だに低収入の人達がずっと多いから、日本国メーカー製造の付加価値が有り、高機能で高価なテレビなど売れない。
サムスンやLGのように安価で見られれば良いと言うレベルの製品がよく売れる。
テレビ事業で勝負して行くのは最早難しく、コアな技術だけを残して他は売りさばくのが経営という面だけ見れば賢明なのかもしれない。
今回のシャープによるホンハイへの工場売却に関してよく見てみると、工場の持っている技術も譲渡するってことになりそうだ。
働いている人達も丸ごと譲渡して、契約内容を見る限りでは煮て殺そうと焼いて殺そうと御自由にどうぞという内容になっている。
事実上、生産技術は丸ごと譲渡することになりこれはやり過ぎ、技術の流出は今後のシャープの為にならないと思ったが、よく調べてみると、今回の売却はコアな技術が詰まる液晶パネルを製造する工場では無く、色んな部品を集結させて最終的な製品を組み立てる組み立て工場だと言う事。
人と建物と設備、ちょっとした生産技術だけで、コアな技術は入ってない。
賢明な経営判断だと言えるだろうな。
しかし、これらの売却される工場に勤めている人達はショックを隠せないだろう。
正式にホンハイ所属となった時どれほど待遇が変わるか想像が付かない。
シャープ所属の時よりも待遇が改善されるとは思わないが、現状維持となる事を願う。
シャープはこの売却で得た利益で既存の体質を改善し、立ち直る事を期待する。
経営が立ち直った際にはこれらの工場を再び買い戻すくらいの意気込みでこれから頑張って頂きたい。
そうでなくては、ここで手放さられる人達に申し訳が付かない。
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