【世相】マルチ商法にハマる若者が急増中。きっかけは強い「仲間意識」
2012年06月18日 06:49
| 企業ニュース
会員になる、自らも特定の商品を買うなどの負担をしながら、その商品の新たな顧客を開拓し、その分のバックマージン(特定利益)を得るマルチレベルマーケティング(MLM=マルチ商法)。強引な勧誘や商品の虚偽説明などで、過去に何度も問題になってきたが、近年、この業種への参入者にある変化が現れている。
「MLMは主婦をはじめとする女性が多いネットワークビジネスですが、それに加え、実は従来から『効率よく稼ぎたい』という競争意識の高い四大卒男性の受け皿としての機能もありました。しかし、最近はそれだけではなく、温室育ちの“草食系男子”といわれるような子や高卒の子が増えてきているんです」(ベテラン代理店A氏・38歳)
会員の65%を40代以上が占めるといわれるMLM業界に、なぜ新規若年層の参入が増えているのか。
関東某県で某大手MLMに携わる仲間とともにルームシェアをしているAさん(四大卒・26歳)は、2年前にMLMに遭遇。給料が安く昇格もない会社に不安を覚えて自己啓発系のセミナーに通い始めたAさんは、そこで出会った人からパーティに誘われたのがきっかけだった。彼はそこで、自分の会社にはない“チームの結束力”を見たという。
「自分が新卒で入った会社は社内コミュニケーションがまったくなく、『この職場で大丈夫なのか』という不安を抱えていました。でも、そのパーティで出会った人たちは、仕事仲間として勧誘時にがっちり協力し、プライベートでもBBQやキャンプをやって密につながっている。『このコミュニティの楽しさや頼もしさがうらやましい』、そう告げたら、MLMに誘ってくれたんですよ」
また、昨年までIT企業で忙しく働いていたBさん(専門学校卒・32歳)は、ある日、自分の5年先輩の社員に全く憧れを持てないことに気が付いてしまう。そんな折、クラブイベントで出会った友人にMLMを紹介された。
「連れていってもらったセミナーで講演していたチームリーダーは収入も多いし、土日はおろか平日も目覚まし時計いらずの生活をしていた。それに、なんといってもまだ駆け出しのメンバーを徹底してサポートしている。こんないい先輩の下でなら、私も安心して仕事ができるし、彼を目指すこともできると思ったんです」
MLMのメンバーがプライベートでも仲がよかったり、後輩の面倒を見たりするのは、あくまでそこからできる人間関係がビジネスにつながるから。だが、AさんもBさんも、MLMのそうした面には全く気が付かない。社会学者の鈴木謙介氏は、MLMの本質をこう説明する。
「頼もしく安心できる存在に見えるMLMのグループですが、これは完全実力主義という荒波の業界で、しかも、世間的な目もいまだに厳しいからこそ築かれた強固な関係ともいえます。むろんMLMをやめてしまえば、その中に残り続けることはできません」
現状に対する不安を抱えた若年層は、MLMの強い仲間意識に魅了されてしまうのだろうか。
ソースは
http://wpb.shueisha.co.jp/2012/06/14/12028/
これはギャンブルと同じで、胴元が儲かる仕組みである。
ネットワークビジネスは、自分の友人ネットワークを破壊していくことになるだけで、賢い人はこんなのすぐに気がつきやらないと思われる。
最近のマルチ商法の常套文句は『絆』だそうだ。
東日本大震災の後に出て来た言葉『絆』色んな所で見かける事が出来るが、マルチ商法まで『絆』で回っている。
他人のフンドシで金儲けよう、と言うのが発想で、マルチ商法を行う連中の共通点である。
まともに起業を目指す方が遠回りと思われがちだが、実際は確実なのに(もちろんリスクはある)、ただ金儲けしたいのにリスクは負いたくない、自分は胡座をかいて他人に稼いで貰おう。
と言う思考回路の持ち主ばかりの集団。
それがマルチ商法。
そういう考えだと商売に限らず、何をやっても大成しないだろう。
自分で努力をしなければ、他人のフンドシで金儲けが出来たとしても、このシステムが崩壊してしまえば路頭に迷う事になる。
このようなマルチ商法に取り付かれずに生きて行く術を身につける必要がある。
しかしだが、キーポイントは『絆』の文字でも分かるように人と人との繋がりであり仲間意識だ。
今を生きる若者達は人と人との繋がりが希薄であり、この人と人との繋がりを求めている。
現状に対する不安を抱えた若年層は、マルチ商法の強い仲間意識に魅了されてしまっている現状がよく分かる。
これらに参加してしまう人達は単純に愛情に飢えているだけに私からは見て取れる。
頭が良く真面目な人達がハマリやすいと聞く。
オウム真理教のような宗教も一緒で、単純に愛情を求め一人でいる寂しさを消そうと結果生まれてきたものだと思う。
私が考える原因の一つは、親の働き過ぎが原因ではないかと考える。
両親共働きが増え家には自分一人、親には勉強を促され、愛情を求めれば忙しいと拒否されてしまい育ってきた人達。
彼らは人に優しくされたりした時にその真意を見抜く事が出来なくなっているのかもしれないし、むしろ分かっていてもその環境に憧れ、居心地の良さから抜け出せなくなっている。
このような事ではないかと考える。
景気が悪くなり、人々の余裕がなくなるそんなとき、そんな時もこのようなニュースが聞こえてくる。
人々は馴れ合い、仲間意識を求めている。
会社との繋がりも何時リストラされるかも分からないそんな不安の中であり、余計に希薄になる。
皮肉にもマルチ商法や宗教はこの仲間意識を一番の重要事項に置き活動を行っている。
社会全体で何らかの対策を考えて行かねば、恐ろしい事件や詐欺などが起こりそうだ。
オウム真理教の逃走犯も皆捕まり、皆の意識が高い今、このような問題を真剣に考える必要があるのではないかと私は感じる。
「MLMは主婦をはじめとする女性が多いネットワークビジネスですが、それに加え、実は従来から『効率よく稼ぎたい』という競争意識の高い四大卒男性の受け皿としての機能もありました。しかし、最近はそれだけではなく、温室育ちの“草食系男子”といわれるような子や高卒の子が増えてきているんです」(ベテラン代理店A氏・38歳)
会員の65%を40代以上が占めるといわれるMLM業界に、なぜ新規若年層の参入が増えているのか。
関東某県で某大手MLMに携わる仲間とともにルームシェアをしているAさん(四大卒・26歳)は、2年前にMLMに遭遇。給料が安く昇格もない会社に不安を覚えて自己啓発系のセミナーに通い始めたAさんは、そこで出会った人からパーティに誘われたのがきっかけだった。彼はそこで、自分の会社にはない“チームの結束力”を見たという。
「自分が新卒で入った会社は社内コミュニケーションがまったくなく、『この職場で大丈夫なのか』という不安を抱えていました。でも、そのパーティで出会った人たちは、仕事仲間として勧誘時にがっちり協力し、プライベートでもBBQやキャンプをやって密につながっている。『このコミュニティの楽しさや頼もしさがうらやましい』、そう告げたら、MLMに誘ってくれたんですよ」
また、昨年までIT企業で忙しく働いていたBさん(専門学校卒・32歳)は、ある日、自分の5年先輩の社員に全く憧れを持てないことに気が付いてしまう。そんな折、クラブイベントで出会った友人にMLMを紹介された。
「連れていってもらったセミナーで講演していたチームリーダーは収入も多いし、土日はおろか平日も目覚まし時計いらずの生活をしていた。それに、なんといってもまだ駆け出しのメンバーを徹底してサポートしている。こんないい先輩の下でなら、私も安心して仕事ができるし、彼を目指すこともできると思ったんです」
MLMのメンバーがプライベートでも仲がよかったり、後輩の面倒を見たりするのは、あくまでそこからできる人間関係がビジネスにつながるから。だが、AさんもBさんも、MLMのそうした面には全く気が付かない。社会学者の鈴木謙介氏は、MLMの本質をこう説明する。
「頼もしく安心できる存在に見えるMLMのグループですが、これは完全実力主義という荒波の業界で、しかも、世間的な目もいまだに厳しいからこそ築かれた強固な関係ともいえます。むろんMLMをやめてしまえば、その中に残り続けることはできません」
現状に対する不安を抱えた若年層は、MLMの強い仲間意識に魅了されてしまうのだろうか。
ソースは
http://wpb.shueisha.co.jp/2012/06/14/12028/
これはギャンブルと同じで、胴元が儲かる仕組みである。
ネットワークビジネスは、自分の友人ネットワークを破壊していくことになるだけで、賢い人はこんなのすぐに気がつきやらないと思われる。
最近のマルチ商法の常套文句は『絆』だそうだ。
東日本大震災の後に出て来た言葉『絆』色んな所で見かける事が出来るが、マルチ商法まで『絆』で回っている。
他人のフンドシで金儲けよう、と言うのが発想で、マルチ商法を行う連中の共通点である。
まともに起業を目指す方が遠回りと思われがちだが、実際は確実なのに(もちろんリスクはある)、ただ金儲けしたいのにリスクは負いたくない、自分は胡座をかいて他人に稼いで貰おう。
と言う思考回路の持ち主ばかりの集団。
それがマルチ商法。
そういう考えだと商売に限らず、何をやっても大成しないだろう。
自分で努力をしなければ、他人のフンドシで金儲けが出来たとしても、このシステムが崩壊してしまえば路頭に迷う事になる。
このようなマルチ商法に取り付かれずに生きて行く術を身につける必要がある。
しかしだが、キーポイントは『絆』の文字でも分かるように人と人との繋がりであり仲間意識だ。
今を生きる若者達は人と人との繋がりが希薄であり、この人と人との繋がりを求めている。
現状に対する不安を抱えた若年層は、マルチ商法の強い仲間意識に魅了されてしまっている現状がよく分かる。
これらに参加してしまう人達は単純に愛情に飢えているだけに私からは見て取れる。
頭が良く真面目な人達がハマリやすいと聞く。
オウム真理教のような宗教も一緒で、単純に愛情を求め一人でいる寂しさを消そうと結果生まれてきたものだと思う。
私が考える原因の一つは、親の働き過ぎが原因ではないかと考える。
両親共働きが増え家には自分一人、親には勉強を促され、愛情を求めれば忙しいと拒否されてしまい育ってきた人達。
彼らは人に優しくされたりした時にその真意を見抜く事が出来なくなっているのかもしれないし、むしろ分かっていてもその環境に憧れ、居心地の良さから抜け出せなくなっている。
このような事ではないかと考える。
景気が悪くなり、人々の余裕がなくなるそんなとき、そんな時もこのようなニュースが聞こえてくる。
人々は馴れ合い、仲間意識を求めている。
会社との繋がりも何時リストラされるかも分からないそんな不安の中であり、余計に希薄になる。
皮肉にもマルチ商法や宗教はこの仲間意識を一番の重要事項に置き活動を行っている。
社会全体で何らかの対策を考えて行かねば、恐ろしい事件や詐欺などが起こりそうだ。
オウム真理教の逃走犯も皆捕まり、皆の意識が高い今、このような問題を真剣に考える必要があるのではないかと私は感じる。
同意。
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