【原発問題】 「ただちにというものではない」 "福島の子供10人の尿から放射性物質"で、高木文科相 - 政治経済ニュース・今私の気になる事




【原発問題】 「ただちにというものではない」 "福島の子供10人の尿から放射性物質"で、高木文科相

また「ただちに健康問題ない…」のフレーズ 高木文科相、子供の尿から放射性物質検出で 

 福島市の子供10人の尿から微量の放射性物質が検出された問題で、高木義明文部科学相は1日の閣議後の記者会見で、70歳までの内部被ばく線量は最大8・9マイクロシーベルトで「極めて低いレベル」と述べ、健康には問題ないとの認識を示した。

 高木文科相は、放射線医学総合研究所の試算結果を紹介。70歳までの内部被ばく線量は、放射性セシウム134の数値が最大だった子どもは7・8マイクロシーベルト、セシウム137の数値が最大だった子供は8・9マイクロシーベルトとした。ほかの放射性物質は考慮せず、それぞれの核種ごとに求めた数値。一般人の1年間の線量限度は千マイクロシーベルト。

 高木文科相は「詳しくは健康診断しないといけないが、ただちに(健康に影響が出る)というものではない」と述べた。

2011.7.1 13:52
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110701/trd11070113530014-n1.htm

<放射性物質>6〜16歳尿からセシウム 福島市民団体調査

 福島県内の保護者らで作る市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などは30日、福島第1原発事故の子どもたちへの影響を調べるため、福島市内在住の6〜16歳の男女10人の尿検査を実施したところ、全員から放射性物質のセシウムが検出されたと発表した。同ネットワークは「福島市や周辺の子供たちも内部被ばくしている可能性が高い」として、全身の内部被ばく線量を測るホールボディーカウンターによる早期の検査実施などを求めている。

 会見した同ネットワークによると、5月20〜22日に採った尿を放射性物質を調査するフランスの民間団体「ACRO(アクロ)」に依頼して解析。セシウム134(半減期2年)が1リットルあたり0.41〜1.13ベクレル、セシウム137(同30年)が、1リットルあたり0.43〜1.30ベクレルだった。ACROのデービッド・ボアイエ理事長によると、事故前はゼロだったと推測されるという。

 今回の測定値について、内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は30日の臨時会議後、「十分低い値。健康への影響は疫学的に考えられない」との認識を示した。そのうえで、継続的に子どもの健康を管理するシステムを構築するよう国に求めた。【久野華代、比嘉洋】

毎日新聞 6月30日(木)20時26分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110630-00000079-mai-soci



皆さん間違ってこのニュースをとらえてはいけません。

これは「検出されたのが問題なのではまりません」。

検出されるのは当たり前です。

汚染された環境、食品を食べているわけですから。

「尿から検出された(すなわち排出された)量が少なすぎる」のが問題です。

「尿でジャブジャブ排出されるから、セシウムは大丈夫」という嘘が明確になりました。

政府は「ただちに・・・」とばかり言っていますが、流行語でも狙っているのでしょうか?

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セシウムはヨウ素よりも体内に入りやすく、長期に渡り放射線を出し、

遺伝子を損傷させガンを誘発するといわれています。

生体内での半減期は70日以下であるという報告もありますが、

100日〜200日と言われることが一般的であります。

完全に排出される前にまた環境、食品から吸収されていくというような連鎖が起きていると私は考えます。

福島第一原発事故から4ヶ月近く時間がたつ今、尿からの排出が少なく体内に蓄積されていると考えセシウムも危険であると言いたいです。

これより記すのはチェルノブイリの症例です。

チェルノブイリ原発事故後の甲状腺がん手術者数ではどれくらい危険なのでしょうか。チェルノブイリ事故後の甲状腺癌を参考にしてみる。「チェルノブイリの事故後のウクライナとベラルーシの甲状腺ガンに関する報告書」(PDF資料)(情報元:きっこのブログ) この資料の中に、男性と女性の、甲状腺癌の手術者数が、年代別、そして時代ごとに示されている。まずは男性のデータ。

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チェルノブイリ事故は1986年。青の四角で囲った部分が、チェルノブイリ事故後4年から7年後の手術者数を表している。事故当時1歳から20歳だった男性の手術数が激増している。その後もどんどん増えている。次は女性の手術者数の統計だ。

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男性と比べて、幅広い年齢の人が手術を受け、しかも手術数が多いことがわかる。この2つの表から私たちが知るべきことは、・4年後から甲状腺癌の手術数が増加し続けること。・男性より女性の発病が多く。大人より子どもが発病する傾向にある。・事故から20年以上後も、手術数は増えている。・事故後に生まれた人も、手術をしていることだ。ただ、これはチェルノブイリの事故後の統計だ。放出された放射性物質の量には違いがあるが、福島原発事故後の、甲状腺癌の発病リスクを考える上で参考にできるだろう。あくまで放射性ヨウ素131が引き起こす甲状腺癌に関するデータであることを念頭に、参考にしていただきたい。

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